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『小説家になろう』とアニメ化について

2/19:改稿しました。

こんにちは。
デスマーチからはじまる異世界狂想曲』がアニメ化決定したようです、おめでとうございます。半年前に書いた記事が結構的中してて面白い。


ということで今回は小説家になろうとアニメ化について雑記していこうかなと。

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さて、今なお連戦連勝、不敗神話を誇っているなろう産アニメであるが、今までに放送されてきた作品は以下の6作品になる。

Re:ゼロから始める異世界生活:2016年4月 -
この素晴らしい世界に祝福を!:2016年1月 -
オーバーロード:2015年7月 -
・ダンジョンに出会いを求めるのは間違ってるだろうか:2015年4月 -
魔法科高校の劣等生:2014年4月 -
ログ・ホライズン:2013年10月 -
<https://matome.naver.jp/odai/2143054844927494601>

こうして並べてみると、見事に異世界モノばかりである。後で述べる予定のアニメ化進行中作品も、例にもれずといった感じ。異世界にいっていないのはお兄様だけであるが、でもまあ根本のところには異世界モノと似たようなものがあると思う。*1

そしてもう1つ気づくのが、『オーバーロード』から作品の傾向が変わってきているという点である。『ダンまち』以前の作品は、個性的なキャラクター*2と舞台設定ではあるが、全体的にストーリーはテンプレを踏襲しているように感じる。


しかし『オーバーロード』以降の作品、すなわち『このすば』と『リゼロ』は明らかにストーリー展開が非凡になってくる。所謂なろうテンプレ要素*3が殆ど無く、おそらくこういう非凡なところが視聴者にウケたのでしょう。こういう作品はなろうにたくさん埋もれているので、上手く発掘してどんどんアニメ化してほしいところであります。万人受けする作品ではなく、尖った個性を持っている作品がたくさんあるんだ。

また、自分のことを全肯定してくれるヒロインがかなりの人気を博しているわけで。なろう小説には良いにしろ悪いにしろ、そういうヒロインがありふれている。その最たるモノが奴隷要素でしょう。ひと昔前に奴隷をただただ甘やかすゲームが流行りましたが*4、やはりこういう要素には根強い強さがあると思われる。



今現在アニメ化進行中の作品が以下4作品となる。

デスマーチからはじまる異世界狂想曲
・異世界居酒屋「のぶ」
・ナイツ&マジック
異世界食堂

個人的な所感としては、4つ全ての作品が人気を博す可能性を秘めていると思われる。居酒屋と食堂が、題材被りになりそうで不安ですね。どっちかがコケたら片方も引きずられるでしょうし、まあ逆もしかりなのですが。この2作品は一蓮托生となるだろうと思う。

デスマーチがどうなるかは全く読めない。ゴテゴテのテンプレストーリーがどう作用するか。なろうに慣れていない人にはこれがまた魅力的に映ったりするんですよね。典型的なキャラクター小説ですし、絵が綺麗だったらもしかすると一発当ててしまうかもしれません。ニコニコで人気になるけど円盤は売れないパターンになりそうですが。



なろう業界もアニメヒットの波を受けて、書籍化が増えてきた印象。1クールになろうアニメが3本くらい放送されるような時は来るのだろうか。2017年はなろう躍進の年となるか。

syosetu.com

 


*1:実質異世界のような世界感だ

*2:ヘスティア様とかお兄様とか。

*3:俺TUEEや奴隷などですね

*4:Teaching Feeling