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ライトな純愛ホラー -『名前のない怪物』

なろう備忘録第39弾。

あらすじ: 深夜。部屋に響く物音で目を覚ました僕は恐ろしい〝脚〟に遭遇する。以来、姿を見せずに部屋で存在だけを主張するそいつは、まるで包囲網でも敷くかのように日常を侵食し、遂に僕の目の前に姿を現した。その正体は、あまりにも美しい、『名前のない怪物』だった。

 
僕はその怪物に恐怖し、魅了され、そして捕らえられた――。
-----第6話『囚われの夜』

「何処に行くの?」
「何処だって行けるさ。さぁ、一緒に行こうか。名前のない怪物よ」
-----最終話『永い前日譚の行方』



『恐怖と謎とエロスが融合した、サスペンスホラー』と銘打たれた純愛モノ。
本編50万字完結。現在続章連載中。第五回ネット小説大賞を受賞したとか何とか。

「恋愛」「能力バトル」「SF」「コメディ」「アクション」とりあえず全部突っ込んじまえ!みたいな感じが『なろう』っぽくて好きです。色々な要素を詰め込みすぎて全体的にとっ散らかっている印象を受けてしまったけども、まあ実際読んでて面白かったです。ホラーってよりかは『未知との遭遇』って感じでしたが。或いは異類婚姻譚だろうか。

敵サイドの登場人物の大半が腹の中にどす黒いモノを持っている狂人なので、読むのキツいなあって場面は多々あった。ただ、主人公と怪物ちゃんのイチャコラが清涼剤としてそれらの不快感を打ち消してくれるので、上手いこと作ってあると思いました。

つまりは黒スト装備の名前のない怪物ちゃんが最高に可愛いってことです。

面白い作品ですよ。是非是非。

 名前のない怪物

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